晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

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晴れやかな顔でいるか

【 写真・水彩画 】

She / 忘れじの面影 
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BGMは「She」。何処かで聴いたことがあるはず。
映画「ノッティングヒルの恋人」の主題歌です。
何度観ても涙を浮べる名画。
まだ情感は薄れていないのかと安堵します。

添えた水彩画はラナンキュラスの小品。
花言葉は「光輝を放つ晴れやかな魅力」。
ジュリア・ロバーツは晴れやか笑顔をふりまく。

さて小生は晴れやかな笑顔でいるか。
何やら大きなイヴェントを引き受けたものだから
ブログの更新も遅々としている。

嘗ての優先順位からの癖が抜けずにいるが
今好きなことを先にと思っているならそれで良い。
限られた時間に少しだけのお裾分けをと考える。

誰しもこの閉塞感から抜け出したいはず。
ただ黙しているより優しい気持ちで人と繋がる。
互いの優しさが何となく絆となれば良い。

句会を通した絆。仲間達の息吹きをどうぞ。

希望とも夢とも見えぬ春北斗
浮足の寄居虫となり隣町
生きて来し篝火花のなほ燃ゆる
土匂ふベランダの窓磨き上ぐ
靴下の編み目解けて猫柳
雨上がる四方山はるか朧なる
花咲かむ思へば此処も花の道
八重山の遠くにありて梅の花
梅の枝を飛びかふ鳥よ抱きしめる
薄ら日にふぐりの花の眠りをり
梅が香のはるか飛び来よ北の国
腕時計はづすひと日や春の朝
手探りの母でありけり木の芽風  
いだくもの気づかぬふりや鳥曇 
そつと抱く残り香いまだ初名草 
春立ちて島の明かりの淡くして
遠目にも紅梅群れて山染むる
鳥さえも連れ添うて飛ぶ春空に
木漏れ日の光映して春障子
まず春の最中にありて梅見かな
青々と名物カレーや流氷期
親子してため息もらす蜆汁
老人を子に還したり春の風邪
卒業子渡せぬままの手紙かな
古雛年毎に減る笛太鼓
気概ある文届きたるみづがらし
廃人にならぬと記す雪の果
春動く文末にまだ努力とす
タピオラと言ふ師の逝きて春の星
主逝き錆浮く農具土の春
春近き風や揚屋の赤き壁 
天鵞絨の鼻緒のぬるる春の雪
人声の幹に沁み入る冬木かな 
いつの間に生きて転んで冬安居 
天上に春の雪ただ春の雪 
くるまれてまだまだ眠い猫柳
青天や雨垂れポツリ春兆す
土を恋ふ日陰の雪を堀り急ぐ
春の鹿右の角から落としけり
ランドセル背負わず帰る卒業生


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他の日に

【 詩・俳句 】

Another Day ← BGMを聴きながら
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写真は「裸樹のままポプラ立つあの美空」

カテゴリが「詩・俳句」なのでタイトルを「他の日に」とした。
BGMを♪Another Day としたからです。
Another Day の直訳は 『今日ではない別の日に』となる
ので、つとどのつまり 「他の日に」としてみた。

さて、とどのつまりって何なのさと又日永ページを捲る。
「とど」って出世魚のボラのことなんだなあ、これが。
「ハク」から「オボコ」「スバシリ」「イナ」「ボラ」まで名を
変幻に変えるが詰まりは「トド(ボラ)」で終わるのが所以。

おっと、これは筆者自身じゃないの。
トドの詰まり、もう名を変えることも無いだろうに御託を
並べ立てる毎日である。
アナザーディ・・愛の日の翌日に春待ちの息吹を伝えたい。
秀逸の仲間たちの如月句である。


白黒を並べ夜明けの雪催い
山あふぐ冬日の道を辿り来て
歯並びの良き音したり冬林檎  
幾重にも命秘めたる枯木立
兎跳ね広野に続くけんけんぱ
いくつもの橋や夕日の都鳥
熱燗をたぎらせ干物かじりけり
妣の背のまだ追ひ越せず室の花
雪の夜やしみじみ過ぎるかの発露
厳寒を此の身にあまし誕生日
待春の流れは淀み鳥の寄す
冬萌の野に遊びたるひと日かな
野に生きる笹を喰らひて冬の鹿
雪待夜なにやら侘し灯りかな
風花や伸べる手指の染めてゆき
夢うつつ二度寝の蒲団手繰り寄せ
雪降りて降り積もりては闇白し
母想ふ夫の無口や寒の雨
投げ上げるこゑも受け止め掛大根
登り坂尾灯を見せぬ吹雪かな
朽ちた家ここは風花二丁目か
まだ咲かぬ梅園に在り雲と吾
夫婦共機嫌の佳き日春近し
春近し音標といふ町に住む
ポケットに悴む右手招き入れ
冬帽のまだ見えてゐる別れかな
陽の弱き大樹の下に積む落葉
古鎌の刃の鈍きこと冬の月
朝まだき広ぐ雪景寂として
優しさの肩を打ちくる霰かな
人柄の滲む手紙や雪の声
角砂糖ひとつが残り雪催
着ぶくれて犬と戯る夕べかな
雪空に独り暮らしを杞憂せり
春近し瀬戸内の海あな照りて



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空言のように行かないでと春へ

【 愛 】

行かないで ← BGMを聴きながら
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          水彩画は「蝦夷狐薊」

それなりに生きてきた。
「それなりに」ってどれくらいかは分からない。
分からない時は語義を調べるようとする習慣。
そこそこに。相応に。問題や不満がないわけ
ではないがある程度満足は得られていること。

うーん。なるほど。流石の語釈である。
思考は徐々に衰退を辿っていると沈黙を託つが
それは自己暗鬼にしか過ぎないのも知っている。
そんな大袈裟なものではなく必要としないものを
ただ疎んじて捨ててしまったのかもしれない。

知らずに捨てた言葉「行かないで」・・。
あんなに想っていた気持ちが見えないほど高い空
にするすると昇って消えた日。
失うことが分かっていても言葉は空に向かう。
これも空言なのか。


多くの方に訪問をしていただきとても嬉しいです。
この嬉しさがブログを続ける原動力になっています。
またのご訪問をお待ち申し上げております。


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赤き花色未だ見えず雪の果て

【 自然 】

赤い花白い花 ← クリックしてBGM
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「赤い花白い花」は持ち歌である。
演奏の幕間によく歌う。
切々と奏でる歌は雪解のあとの楽しみである。
ああそろそろ花色を愛でたいものである。
自然のカテゴリなのでタイトルもこんな句となる。

さて、来週からは句会の執筆にてんてこまい。
言葉の密林をうろうろと歩く小生はパソちゃんに
向かう日々が続くのである。
「てんてこまい」って何だろうと繙くと。
里神楽の小太鼓の音となる。

総て言の葉には語源があるのだからこれまた
言い得て妙と頷くばかり。
そんなたわいのないことを記して朝に向かう。
朝はもちろん明日である。これもまた然り。

さよならと記したばかり細雪

なんちゃっての句作ばかりを少し続ける僕ちん。


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冬の使者

【 徒然 】

月光の聖者達 ← クリックしてBGM
a (586)



冒頭の拙作は斜里の流氷群。
正月早々の地元紙を飾るニュースの見出しは。
オホーツク海に「冬の使者」流氷が到来、南下中。
・・とある。

年末の大雪といい例年にない流氷の到来の早さ。
何かしらの原因があるのだろうか。
不気味な咆哮が空や海から聴こえてくるよう。

きっと何か人と名の付く生き物が先ゆく道標を
間違えて歩き出しているのかもしれないなあ。
些少な息吹きでも良いのだから確かな正しさを
貫くものに会いたいと思う。

そんな使者を求めてばかりの徒然である。
新年の数え月は睦月。
睦まじく日々を過ごしたいとの願いを叶えるように
綺羅星の言葉の使者が手元に届きました。

小さな句座に集う仲間たちの息吹きである。
無頼の咆哮さえ優しく包み込む句作をどうぞ。


凍空に息まろくして二人連れ
寄り添ひて光る雫や実千両
哀楽を恙なくとし初便り
二つ三つ闇に輝く冬灯
あら浪や眼鋭き鶚かな
短日の箱のなかより筺をだす
二羽三羽朝日背負ひて初鴉
星満ちて夢路辿りし寒菫
来たる者蜜柑をもぎて往ねにけり
挨拶のふたことみこと冬帽子
いちじつをあたふた送る大旦
家々の屋根を照らして初日の出
冬灯やコルクの栓の壜に落ち
単身にせめて二段の鏡餅
春待ちの子に留守電のメッセージ
冬桜咲くきみと来し郷の道
雪ニ尺降り敷く窓を仰ぎけり  
山茶花の無残に散りて川の面
春永やグラス合はせし三世代
一本の藁に縋りて冬の蠅
幼子の膝に一枚板歌留多
鰊漬熟れて遠きの祖母と逢ふ
色付かぬまま暮来たる庭の内
さりげなく手渡しくれる膝毛布  
目に嬉し冬萌きたる真昼時
薄ら日にふくら雀のおしくらべ
古暦思い出せない丸印
朝の気を空に放せししばれかな
耳澄まし鼓動確かむ冬木立
冬庭に鋏の音や翁の背
本然のしみじみゆきぬ去年今年
若水に託す思ひやいよ深し
一身に日差し集ひて冬苺
木枯らしや口尖らしてコップ酒
宴さなか膝の崩れて新年会


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プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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