晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

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雨の来る前の湿った匂い

                         
                         カテゴリ 【自然】


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                水面に映る影


            
出だしに「あれはあなたの好きな場所♪」と。
泣かせるフレーズに少し戸惑う。

確か、ブログのプロフィールにこう書いている。

「アスファルト・ジャングルよりも山川に出没する
のが多いのですが、テリトリーではないので、
吠えません・・・・」

あなたの好きな場所はと訊ねられたら、間髪を
入れず応える先はフィトンチッド溢れる森の中。

秋が匂う川を昨日ひたすら歩いた。
雨後の水嵩が増す渓流を緩やかに遡行する。

交流サイトに素敵な散文を書く達人がいて、
何年振りかの再会で作品を追うことができた。

「時のはじまり」
扉を開けると土のかほり
雨の来る前の湿った匂い
いつの間にか秋がそこにいる
ねっとりとした夏の風を越えて
いつか
ふうはりと舞い込んだ季節
焼けつくあの陽射しは萎えて
新しき時は歩みはじめる
小さな希みを抱え込んで縮こまった想い
もうこれからは急がなくていい
ゆっくりと自分の心で歩いてゆこう
こんなにも穏やかな日が
もう目の前にやって来る
すべては あるがままに
偽りは出来るだけ捨てて
そのままにゆけばいい
もし 
そこにわずかな間違いがあったとしても
大いなるものはきっと許してくれるだろう
それがお前なんだと教えてくれるだろう




遡行の途中、雨雲がひたひたと谷をなめる。
シナノキの下に逃げて、雨宿りを決め込む。

目の前の瀞場の平たい水面に鳥足のような
模様が無数の点から玉になり広がる。

懸崖にへばりつく野紺菊の薄紫色。
秋の驟雨(しゅうう)にその色がかき消される。

すべてのものは生きている。
僕もその中にそっと身を置かせてもらっている。

追補 :
ブログの「吠えません」とは・・
似て非なるもの、羆ひぐまのことを喩えています。




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◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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