晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

桜草に触れた指



                        カテゴリ 【詩・俳句】


  DSCN8085 (338x450)


  手を重ねた

  うんと柔らかい手

  君の移り香が残って

  細い指が示す先

  宙を切るように暗闇を探る

  虚ろな影が瞬く間に消え

  桜草の花びらがただ紅い

  もつれ合うみたいに絡めた手と手

  淡い影の正体も分からずに

  そっと五指が解かれる

  こぼれ落ちた花びらひとつ

  開かれた手には何も残らない

  さくら色に染められた指先

  君の指先が淡い




DSCN8087 (450x338)


森を歩くのはいつものこと。
光と影のあわいに彷徨うのは自然物だけではない。

人の品位が画一的に造形され備わっているとしたら
今の世は少し違う方向に向っている気がする。

イデオロギーを振りかざすことは無いのだけれど、
個人主義ばかりが突出すると社会は成り立たない。

今日も子供たちは黙想をし竹刀を縦横無尽に振る。
無心の子供たちは個人主義のみを貫きはしない。

一面が翳っていると見えても、光が疎らにでもある。
陽の光を探しさえすれば確かなものは掴める。

最初の写真はそんな思いを察したかのような借景。
一歩ずつ進み始めるとオオサクラソウが見つかる。

何十年振りかのの出会いである。
嬉しくて愛らしい花弁に触れた詩を書き添えた。




スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

最新記事

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR