晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

いつかチングルマに会ったなら



                          カテゴリ 【徒然】


DSCN7964 (450x338)



10年ぶりに花の山に登った。

人と会うのは限られた機会だけに留めたいと願っている
が闇雲にスケジュールが立て込むと少し疲弊する。

3日連続の演奏が続いた後、日高路にそっと抜け出す。
喧噪の何やらお祭りをしり目にというわけでは無いよ。

「いつか街で会ったなら」のシチュエーションは若い頃
に願っていたが、今ならチングルマに逢いたくなる。

街の様子は人の心持ちのように騒めき立つけれど、
襟裳岬に寄り添うアポイ岳は何にも変わっていない。

チングルマの花びらは太平洋から運ばれる強風に当たり
千切れ千切れに掠れている。

山を登り始めたのが何時からかと、道中に考えてみると
既に30年をかなり越している。齢を重ねたものだ。

夏真っ盛りの高山を目指して、若い足腰を思う存分に
使ったことを今でも覚えている。その時に初めて清涼な
空気に洗われたチングルマの稚児車に逢った。

自然といつも、ずっと一体になりたいと思った瞬間。
まだ続けている。



スポンサーサイト

*Comment

NoTitle 

山ではこれからが花の季節なのでしょうね
数年前に見た小さな妖精のような花園が今でも忘れられません
今友人からいただいたトチナイソウを育てているのですが山の花の旺盛な生命力には驚いています
花を咲かせることと子孫を増やすことを同時に行うという山の花ならではの生きる知恵なのでしょうね

チングルマは花のときもも綿毛のときも可愛いですね
  • posted by さら 
  • URL 
  • 2014.06/12 23:10分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

最新記事

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR