晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

七つの水仙

                       【写真・水彩画】


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うつらうつら眠りこけていると、いつの間にか春。

「春眠暁を覚えず」とは良く謂ったもので、うつらの
空気はこのうえなく温かさを感じる今日この頃。

車窓から芽吹きの山麓を遠望するのはいつものこと。
おぼろの視線には一年ぶりの初桜が凛と浮かぶ。

春眠暁を覚えずは、誰もが知る孟浩然の漢詩・春暁
の一節 「春眠不レ覚レ暁処々聞二啼鳥一」に由る。

In spring one sleeps a sleep that knows no dawn
英語対訳は ⇑ はこれなのだから、間に挟まる日本語
を介した漢文や英語が難解なのは当然のこと。

札幌では今年の開花宣言を何故か失したようである。
もちろん桜なのだが、北海道神宮にある標本木は
開花が未だなのにビル群の脇にある桜樹は花盛り。

いかにも大らかな北海道の逸話で、これまた愉しい。
桜の芽吹きを妨げる冷風を高層建物が遮ったのか?

北海道の春は実に慌ただしくやってくるのです。
桜の開花と同じ頃、庭にはラッパ水仙の花色となる。

冒頭のBGMは七つの水仙。
アコースティックギターは始めた時の練習曲である。
ブラザースフォーの500マイル・パフを良く歌った。

水仙は歳時記に冬の季語として名を連ねる。
北海道には独特の北方季題という季節感があって、
遅春を待ち焦がれる水仙は春季語として許される。

載せた水彩もタイトルは「春まだ浅し」にしていた。
ようやく春の兆しである桜の開花が聞こえた。

今月のボランティア演奏の歌集には「さくらさくら」
をもちろん挿入した。初日は今週金曜日の明々後日。

春眠暁を覚えずの言譚をそっと歌に添えようかな。


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*Comment

 

水仙の花は
いいかおり
  • posted by まいこ 
  • URL 
  • 2014.05/01 15:25分 
  • [Edit]

NoTitle 

ブラ・フォー懐かしいです
始めてラジオから流れるフォークソングに聞き入ったのはブラフォーやジョーン・バエズやPPMだったように記憶しています。何もない時代に未来だけが果てしなく広がっているような気がして忘れてはならない悲しみの歌もとても新鮮に聞こえたものでした。
  • posted by さら 
  • URL 
  • 2014.05/01 22:41分 
  • [Edit]

水仙のかおり 

「水仙を見ると お母さんを 思い出すなあ・・」
と 私の母は 今年もそういいながら
香りをかいで 水仙の切り花を活けた
私も そんな水仙の花が好きで
毎年 二月頃 水仙郷を 訪ねる
家の庭にも 水仙は咲くが
おみやげに 切り花を たくさん買って帰った
母は 日本三大水仙郷でもある 福井で生まれ
中学生まで暮らした
祖母は もちろん 福井生まれの福井育ちで
京都に ひっこしてから 亡くなるまで
なぜか ずっと 福井なまりの人だった
荒れた青い日本海、越前海岸の斜面に
咲き乱れる 水仙の花は
とても力強くて 可憐で美しい
その花の 甘い香りは なんともいえない
海岸沿いや 家のあちこちで水仙が咲き
「きれいに咲いてぇ、 ほんに いい匂いやざ」
と 言って 祖母はいつも 水仙と 話していた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おばあちゃんが 今生きてたら
もっと 親孝行するのに・・・」
母は何度か そういって また
「いい におい~」と 水仙の花に 鼻を近づけた
祖母が大好きだった 水仙の花
その水仙が 大好きな母
そして その水仙が 大好きな私
いつか 母がいなくなっても
私は ずっと 水仙の花を 想い続けるだろう
私の中で 水仙の花は 
これからもずっと
甘い “おかあさん”・・・の匂いがする花
だから・・・ 


  • posted by まほろば 
  • URL 
  • 2014.05/14 00:13分 
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◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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