晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

今を生きる

                       カテゴリ 【詩・俳句】

DSCN7634 - コピー (450x338)


今日から自然ガイドのフィールドワークが始まった。
道すがらに訊かれることは多いが、まずは応えられる。

写真は生徒さんに伝えた(教えたではけして無く)、
黄金比と光源を意識して撮ったデモ版なんだけれど。

この手のガイドはなんとか熟せるだろうと思っている。
付け焼刃の準備はせず今までの経験則を率直に伝える。

こんな感じで風任せにふんわりと世を継いできたので、
下準備はしないで毎夜のんびり本かテレビに親しむ。

都合よく何日か前に船を編むのテレビ放映があった。
おっと、ぐいと惹かれるストーリーに酔ってしまった。

十数年かけて大渡海(おそらく大辞林がモデル)を編んだ
主人公がその大編集に取り掛かる言葉のキーワードは
「今を生きる」であったはず。とわたしには聞こえた。

「今を生きる」って、どっかですれ違った語彙かもね。
翌朝、出かける前に詩作のドキュメントを開いたら。

ありましたでござる。
約束していた (特定の人にではなく自分にですので) 、
出版予定の個人詩集の一編でした。

諸事情があって、全編を読み・書き直しをしています。
何故かって青臭いのを少し手直しをしているだけです。

そんなわけで、この詩も没になる可能性があります。
お目汚しに載せてみようかなと。

 

「今を生きる」
   弱虫の僕が地べたに座っている
   視界を横切った片肺の飛行船
   目の前の丘にふらふら墜落して
   終わりの時を告げる
   終焉と言えば大袈裟過ぎるけれど
   還らないものは潰える
   そんな情景を見飽きている僕は
   かつてのことを思い出し
   夢中になって
   果てしない原野の薮を漕ぎ始める
   あてどなく君の姿を捉える
   羅針盤を持たないルートを探す
   心意気は高々と天を抜き
   炎となった情熱が飛び散る
   日々の繰り返しは果てしなく
   虚実の中に雲散霧消して
   交わさなければならない
   その当たり前を失ってしまう



少し誘引してしまったきらいが無きにしも非ず。
これは本論ではありませぬ。

辞書の編集でした。
ああ、言葉の密林に迷いながらも、ブッシュを掻き分け
遠い時間をかけて終着に辿り着く作業。

晴れて自由の身となり、慎ましく晴耕雨読の時間を過す
のだから、取り組んでみたいなあとつくづく考える。

語釈を執筆できる深い感性。微弱なわたしには少し眉唾
の作業だけれど、一歩でもそれに近づきたいな。

子供の頃から、ずっとずっと職人さんになりたかった。
道路工事の日焼けした人、手際の良い料理人、火の粉
に塗れた鍛冶屋さん、憧れで一歩でも近づきたかった。

訊ねる人が居れば、いつでもなんでもわたしが近づき
得たかったものを、率直に伝えようと思っている。



スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

最新記事

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR