晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

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G線上のアリア


                   カテゴリ 【 徒然 】

   G線上のアリア → BGM
DSCN7453.jpg


昨日はシーズン最後の雪原歩きでした。

ニッカウィスキー工場のある余市町から少し南下した日本海
に寄りそう古平町の沢筋である。

トンネル崩落事故以来、その町の斜陽がいつも頭から離れず
好きな川歩きの時にはアイヌ語に謂うhure-piraに向かう。

フル・ピラは蝦夷の先住民が『赤い・崖』と命名したが、隈なく
山川を数年歩き周ってみたが、鈍い足はまだその色づく地表
を残念ながら探し当てていない。

掲載した写真は古平の小村に入る手前にある豊浜トンネルを
覆う切り立った崖である。

懸崖を貫く岩肌は長い冬に纏った白雪に隠れ、仮に赤色だった
としても、その色合いを見つけることはできない。
春はまだ遠い。

豊浜トンネルはあの崩落事故の現場である。

古平に足しげく通う理由は言うまでもないのだが、改修された
トンネルを通過する時は、必ず目をしっかり開き黙祷する。

G線上のアリアとタイトルにした。

古平に向かう道は遠く内陸部を迂回して戻る別道があるだけで
札幌からはただ一本の往復路である。G線しかあり得ない。

トンネルを抜ける時間はたったの2分。
信仰に厚い人間では無いが、ただ一本のG線上を遡行する時間、
心を静めて黙祷を捧げる。

もう少ししたら春泥に塗れ、何もかもごちゃ混ぜになって本質
を見失うかもしれない。かもしれないは繰り返される。

明日は演奏の日である。
演奏のギター弦も3弦はG線(ソ)なんだって今頃気づいている。

ごちゃ混ぜの思考を整理整頓するには、迷わず今までの生き方
を変えないで静かな遡行を続けるのに限る。

スノーシューで泥の木沢を歩いて見つけた森羅万象はハートに
ちゃんと映しこんだので、また機会があれば披露します。

さて、結びです。

豊浜トンネルのG線上を通過したときには、二つのハートが動き
3/11 、天に召された神々に対しても深い黙祷をしました。

そして鎮魂歌を書いた。


三月の別れ

愛おしい人が天に昇った
しかも予期せぬままに
いつかそっと旅立つ
汚れのない人生を
果てなく全うした人
かけがえなく寄り添った
しかも残された者だけに
与えられる試練の結末
悲しいとは声に出さず
繋がっていた時間をひたすら想う
愛おしさに譬える幻影
目の前に立ち塞がるばかり
忘却と言ってしまえば容易く
明日の糧を奪いはしないだろう
三月の終わりに別れを告げた人
ちょうど春うららの風が立ち昇り
一瞬の闇に費えた
失ったものは果てないけれど
光り輝くものも此処にある
生きることを全うした人
残された者がこの後を継ぐ



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*Comment

赤い壁 

このお写真はこれまでとは少し違う感じで眺めました。やっぱり特異な場所だったのですね。
雪がとけたら岩肌の赤い色が観てみたい気がします。煉瓦色みたいなのでしょうか。

札幌から車でドライブできるほどの距離の所に、先住民の足跡を見つけられる地があるのですね。

トンネルの事故のことは知りませんでした。
2分ほどで通過できるトンネルの中での大事故だったのですね。

この日この場所を選ばれて行かれた心情はどんなだったのでしょう。
小春日和に海へのドライブから帰って書いた感想でした。
  • posted by 笹峰霧子 
  • URL 
  • 2014.03/11 18:12分 
  • [Edit]

G 線上のアリア 

私の好きな
ヨハンシュトラウス・バッハ・・
初めて聴いたのは まだ10代の時
受験で悩み 恋で悩み
自分で悩んでた
まだ青い 少女の頃

ある日の放課後
音楽室で あこがれの音楽の先生が
そんな私に 聴かせてくれた
叙情的で ゆったりとした旋律
優しいバイオリンと
ささやくような低音の
チェロとコントラバスの音色
色んな思いで いっぱいだった
思春期の私の胸は
その美しい曲に 心震えて
涙があふれた

大人になった今も
あの時の気持ちは忘れない・・・

心折れそうな時
眠れない夜・・
私は ひとり静かに目を閉じて
この美しいアリアの中へ
入っていく
  • posted by まほろば 
  • URL 
  • 2014.03/13 21:22分 
  • [Edit]

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プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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