晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

陰影から想いは届くか



    少しは私に愛を下さい ← クリックしてBGMを
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ひねもす本を読んでいた。
ひねもすは、きっと「終日」と書くはずだ。
終日しゅうじつとの音がなんとなく好きで、親しい人にメールを
したためる時に「終日野山を歩いていた」と書いている気がする。

性格なのかコダワリなのかは依然として分からないのだけれど
短時間でササッと済ませるよりも、ゆっくりでも良いから時間を
かけて物事に当たるのがどうも昔から身についているらしい。

今日も正月明けの蓄積された怠惰な身体を絞ろうと出かけた。
トレーニングジムの三階に廻されているランニング場を只管
インターバルで駆け巡るわけであります。

息が上がるたびに、脳裏にはハツカネズミがゲージの中でくる
くると円周している姿が駆け巡る。
思い浮かぶのも「駆け巡る」の印象なのだから、間違いなく
3キロは駆け巡っていたのだろう。

北海道は今冬はじめて道内全体が真冬日だったと天気概況を
伝えるテレビのお兄さんが切迫した真顔でそれを伝える。
「そんなの当たり前でしょ」と詰まらない戯言が喉元から出そう
になるが、ここは世代交代を目論んでグッと飲み込む。

若い頃に勤めた土地に比べると、雲泥の差、太陽に月見草?
(ええっ、違うぞ)、札幌の気温なんて可愛いもんだと思う。
1月中旬から2月下旬までの極寒の気温は、なんと25度はザラ
でしたよ。

朝方目覚めたら掛け布団の襟が吐く息で凍っていた。
朝の出勤の時には吐く息で前髪も眉毛も睫毛も真っ白け。
子どもたちは低温のため学校が休みとなる。
一晩中ストーブを焚いていても一向に夜具は暖かくならない。

吐 く 息 が 傍 に い る よ と 凍 て の 朝

今の暮らしは天国と思っています。
各部屋に温風のストーブが付いて、三々五々家族は部屋に
散らばり、本来の温かい会話から逃亡する。
大切な温かさを失ってまで、手に取る情報はあるのだろうか。

ジムに行って走り回る前に、ちゃんと外遊びをしてきました。
冬の間はスノーシューでそろりと低山の沢筋を歩いている。
周りの景観は色を亡くし、裸樹の鼠色と雪花の白色となる。

写真も黒白の世界を写し取らなくてはいけないので、冬の光
が織り成す陰影をレンズに納めるわけである。
冒頭の写真がこれである。

吹雪が引き起こす芸術の極致だと、いつも寒心?する。感心。
人の手によるものは所詮マヤカシだと思うばかりである。
自然の営みには敬意を払わなければならないことを思う。

さて、終日読んでいた本は、今更になって「1Q84」でした。
錆付いた思考では書評なんてものは出来っこないけれど、
単行本6冊を読み終わった後には、清涼感がありました。

近所にある市立図書館の全蔵書を読みきるとの誓いが
また沸々とサイダーの泡のように立ち上がったぞ。
残り少ない人生、泡のように消えてしまわないうちに、得意
のそろりと動き出すことを追想する。

まあ、初夢の続きと思ってくださいな。


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*Comment

NoTitle 

日々のニュースに北国の豪雪が伝えられ想像もつかない映像に驚いていますが、この写真を拝見すると大変だろうということよりもむしろ憧れのようなものを感じます。

今人さまの*ゆっくリズム…、は良いことだと思いますが、せっかちな自分には真似をするにはあまりにも難しいことのように思います。

温かいお部屋の中で読書をされて、有意義な時間を過ごされているのを知りいいなあと思いました。

  • posted by 笹峰霧子 
  • URL 
  • 2014.01/11 09:30分 
  • [Edit]

NoTitle 

雪の柔らかな曲線がとてもいいですね
私もきっとカメラを向けると思います。
  • posted by さら 
  • URL 
  • 2014.01/15 11:00分 
  • [Edit]

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プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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