2013.12/30 [Mon]
Time goes by
ELT - Every Little Thing の伸びやかな声。
持田香織は Time goes by のエンディングでこう歌う。
Time goes by ← クリックしてBGMを聴きながら
過ぎた日に背をむけずに
ゆっくりときを感じて
いつかまた笑って
会えるといいね
Time goes by
名画カサブランカの主題歌にある "As Time Goes By" なら、
「時が経つにつれて」の訳語になるが、ELTは"Time goes by"
だから、さしづめ「時は過ぎ行く」という意味になるか。
兎にも角にも、何処から基点なのか数える由も無いけれど、
時は過ぎ行き、師走の末尾は今日を入れてあと二日となった。
今朝も家内では一番の早起き。
いつもどおり書斎のカーテンをシャッと開けて、東の空を見る。
冬空に溜まっていた雪がしとどなく地上に舞い降りていた。
今年一年にあった雑念を総て振り払うかのような静かな降雪。
掌にひらに落ちた雪は六つの花となり、手の温もりで消える。
消えてしまう淡い水滴は空中に雲散霧消する。
時は過ぎ行きて、象のあるものは水泡と化すことを表している。
ブログを書き始めたのは6月3日、タイトルを水無月とした。
7ヶ月間にアップした数は今日を入れて52となりました。
カテゴリを徒然、自然、愛、詩・俳句、写真・水彩画、音楽・
スポーツ の六つに分けたのにも意味があったんです。
ライフワークは静謐に晴耕雨読の日々を送ることでした。
ささやかな幸せは、六つのカテゴリを清貧に追い求めること。
今年最後のカテゴリマッチングは「詩・俳句」である。
日常から少し逃れてブログにアクセスしていただいた方、
優しい思いやりでポチッと温かい拍手をしていただいた方、
わたしの創作意欲を限りなく喚起するコメントをくれた方。
稚拙なブログに心を寄せてくれた方々に感謝の想いで贈る。

ささめゆき辞職の言葉低く出て
泡沫の想ひは小さき雪の花
静脈の薄きあおさよ冬の月
多事多論かぜ吹くままに冬籠
雪舞う日森羅万象ここに居て
さて、これで結ぼう。
拙作「雪舞う日森羅万象ここに居て」は、今詠んだばかり。
今年最後にチョイスしたのはエブリリトルシングの曲である。
実は、かのビートルズが「Every Little Thing」の曲を
間違いなく歌っている。
メロディーラインに浮かぶのは、「宇宙から見れば小さい
存在のあらゆる者たちへ」という訳詩である。
わたしは晴耕雨読の日々をもう少し続けていこうと思って
いるが、けして不遜になってはいけない。
森羅万象、宇宙から見ればわたしも限りなく微小な存在。
けして忘れてはいけない。
皆さまも佳いお年をお迎えください。
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NoTitle
こちらのブログを読ませていただくのを楽しみにしていた半年でした。
度々目にする’清貧に生きる’という言葉通り、澄みきった文章と絵に心洗われる思いがしたものです。
来年も、そしてこの先長く、この素晴らしいブログが続くことを念じております。