晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

一途な想い



   神田川 クリックしてBGMを聴きながら
素敵


今週はギター演奏と俳句編集、剣道の稽古と目白押しである。
明日の教室「話題散歩」で話すべきことも心に纏めて、竹刀の
点検も精緻に行なった。俳句の詠草も音読してタイプした。

話すべきことは難しくは無い。率直に自分の考えていることを
謙虚に相手に伝えれば良いのだから。
それは人生の先輩たちでも孫のような子供達でも変わらない。

今日は演奏のことを描く。書くとはあえてしなかった。

依頼があって、最近は単独の演奏に良く出かける。
ある老人介護施設の広いホールで歌声を響かせてきた。

数ヶ月前、美術館のホールで会ったのは勤めていた頃の知人
であった。その方に声をかけられて出向いたのだけれど、
大勢の歌い手が勢ぞろいして車椅子で待っていてくれた。

一曲目は、声出しを促すために「見上げてごらん夜の星を」を
静かに歌い始めてみた。 ♪ 見上げてごらん…♪♪
うな垂れてばかりいた亡母と見紛う車椅子の方が私を見据え、
喉元から振り絞るような発声となる。

これが、わたしの晩年に全うしようとしたエネルギーの根源。
実はわたしが多くの生きる支えを車椅子の方達からもらってる。

用意した10曲の真ん中あたりに「神田川」を想いを込めて歌う。
わたしを誘ってくれた知人のMさんも車椅子に寄り添って、奥様
の耳元で柔らかい声でこの小節を歌ってた。

若かったあの頃 何もこわくなかった
ただ貴方のやさしさが こわかった 


神田川が巷に流れる時代から今の今まで、そうこの先もずっと
一途に人を想う気持ちは変わりはしない。

Mさんご夫婦の愛だけでは無い。
歌いながら愛は尊いと考えたら、知らず知らず涙が出た。

演奏で涙がこぼれたのはいつ以来だろう。そんな日もある。


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*Comment

NoTitle 

 車椅子の奥様の耳元で、ご主人が、神田川を優しく歌う・・・こう言う姿こそ、本当の夫婦のあるべき姿だと感じました。

いつも、色々な気づきをさせていただいて、ありがとうございます。
  • posted by 黒澤 明子 
  • URL 
  • 2013.12/10 21:19分 
  • [Edit]

NoTitle 

おはようございます。

もし介護施設で生活していたら、と想像しながら読ませていただきました。入院していたころの主の病院のことを思い出して…。

そんなときギターの演奏や歌声を聴くことができたら、病める人も付き添っている者もどんなにか癒されることでしょう。

ひっそりと生きているひと達の為に愛をあげる人。尊いです。

  • posted by 笹峰霧子 
  • URL 
  • 2013.12/11 08:37分 
  • [Edit]

NoTitle 

一途な想い。。。周りの方々に安らぎや穏やかな心を届けられる歌は素敵です。歌の歌詩も心に響かせてくれますが、きっと歌い手の方の優しさや温かな心が届いたように思います、愛は尊いですね。
  • posted by kikuko 
  • URL 
  • 2013.12/15 09:09分 
  • [Edit]

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プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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