晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

演奏の後に映画を観る



  ひこうき雲
DSCN1162.jpg

この間の土曜日は10日ぶりのギター演奏でした。
サポートをしているグループの代表はピアニストであり、
アコーディオン奏者の、これまた素敵な I 女史である。

伸びやかな歌声と軽やかなピアノタッチで進む演奏に、
もどかしいコードストロークも、ついつい調子が上がる。
長年ギターを弾いてきたけれど、この齢になってカウント
を未だ刻めるのは、実に嬉しいことである。

参加してくれた方々の歌声が晴れやかになるのを耳で
ハートで受け取れる喜び、丸ごと全部チカラになる。
ああ、やっぱり歌は良いなあと思う。

エンディングの挨拶で、主催の方が「遣らずの雨が降って
きましたが、足元に気をつけてお帰りください」と。
ありゃまあ、句意の情念がムラムラと沸き立つ。来月の
演奏時に披露を頼まれた句作が出来そう。こんなのかな。

八 月 に 遣 ら ず の 雨 や 藻 岩 下

食事を、とのお誘いを丁重に断って、街の映画館に向かう。
もちのろん、あの「風立ちぬ」の鑑賞と相成るのです。
親子連れ・女性客が多いので、やっぱり女性向けの映画?

そうはいかないのが、宮崎駿の成せる技。
宣伝ポスターの映画タイトルの横には『生きねば』とある。
戦争を知らない子ども達が、第一線で働く2013年現在。

初っ端から、飛行機設計のメカニズムで男どもを惹きつけ、
ラストで泣かせる。生きねばと愛と死の間でもがき続ける。
ここでは、男女の思いも老若も境を無くして打ち震える。

悲惨な戦争でしか起き得ることでは、けして無いはずと。
あなたは、あなた達の、真実の愛とは何だろうと問われる。
そう問われると、無償の愛を注ぐことは出来るのだろうか。
僕はそうしたい、そうでありたい、あらねば、出来るさ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

↑ の写真は、北海道の尾瀬沼と言われる雨竜沼である。
高層湿原に生える樹木は被圧されたダケカンバで、その
樹高は5mにも満たない。鋭角な飛行機雲のラインが葉叢
に突き刺さる景観は一瞬であった。もちろん、手前の黄色
はエゾカンゾウ(所変わればニッコウキスゲ)である。

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*Comment

NoTitle 

こんばんは。
何の楽器でも合奏は楽しいものです。
ピアノにギターが入ると一抹の哀愁を帯びて素敵な演奏になること間違いないでしょう。

音楽を感じて、句作のネタの意欲が出るというのもなんといいことでしょう。

ニッコウキスゲとカンゾウが同じ花だとは思いませんでした。
もっとも本州や四国に咲くカンゾウとエゾカンゾウは花の感じが違うようですが……。

色々な活動をされて、それをお聞きするのはとても楽しみです。
再々日記を書いてくださいまし。
  • posted by 笹峰霧子 
  • URL 
  • 2013.08/20 23:29分 
  • [Edit]

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プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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