晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

スプリング・エフェメラル



ウロウロしている内に季節は初夏である。
どうやら、我が家の東方では『ソーラン、ソーラン・・』との
大音響が鳴り響いて、これまた賑やかなものである。

勇ましく高らかに、そのエネルギーを青空に打ち放つのも、
けして無意味なことではないけれど、拙者は今のこの時期に
しか書けない・・ほんの僅かな時期に風の如く過ぎ去った
春の妖精を譚にした拙文を書く。

春の妖精、すなわち「スプリング・エフェメラル」である。
北海道では野花が一斉にというか一瞬に咲く時期がある。
雪解けが進み、木の根の開く時期に春の妖精が、ちらほら
森の地表に漂うわけである。

稚拙なわたしの思考の中にあるものだけでも、十数種類の
花名があるのだから、植物学者の手元にはおびただしい
数の妖精たちが乱舞していることになるだろう。

さしあたって、わたしが近くの散歩登山で見つけた花々は
キクザキイチゲ、アズマイチゲ、ニリンソウ、、フクジュソウ、
エゾエンゴサク、ムラサキケマン、カタクリ、シラネアオイ、
サンカヨウ、エンレイソウ、オオバナノエンレイソウ等である。

さて、スプリング・エフェメラルとは、通説では・・春先に花を
つけた後、ほんの僅かな時間に花を落し、夏までの間は
葉をつけ、その後は根のまま、翌年までじっと耐える草花の
総称である。

直訳は、「春の儚いもの」「春の短い命」であり、これまた、
うっとりする名を付けたものである。
「春の妖精」と書かれても、違和感が無いのは当たり前である。
写真はもちろん、ガラス細工の花弁を持つサンカヨウとする。


コピー (2) ~ DSCN0478



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プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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