晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

愛の詩を届けよう

【 愛 】

真夏の通り雨
a (807) (300x202)


掲載した拙画は私の手によるもの。
幾年か前に何度か訪れた晩夏の野付半島。
道東の片隅に眠る汽水湖はまほろばの地。

何やら人にかまけてばかりの時間を費やし
自分自身に肥料を施すことを忘れる日々。
蒔いた種が実るかそれも分からずに
ただただ闇雲に疾走していた自然人。

あの直向きな男が今となっては誰なのか
それさえ気づかずにいる今日この頃。
真夏の通り雨のように偶には想い出すこと。

深遠の山々であり静謐のせせらぎである。
今でもわたしを待っていてくれるか。
そんなことを浦々と考えつつまた句座の
仲間たちの愛の詩を届けよう。

白龍の雲泳ぎゆく夏の峰  

鎖場のにはかに曇る滝谺

山百合に佇むきみを彷彿す 

差伸べる手を手で包む夏の駅

大雪のお花畑のベリーかな

かなかなや男所帯の皿洗ふ

風の音の迷ふ一隅亜麻の花 

子燕や親の後追ふ巣立ちかな

夕焼の彼方に子らの帰りゆく

清流の紫煙辿りし夏の蝶

夜濯のシャツをこまぬく蒼き夜

夜涼みや愛し小町の疎ましく

陣守る水鉄砲の少年兵

母と娘の厨に添ひて夕焼雲

紫陽花のいま盛りなる屋敷跡

葉桜や吾娘の葉書に叱られる

移りゆく季節と齢梅雨寒し

青時雨心地よきかな道祖神

雪渓の雫に川の生まれけり

くちはなの尻尾余せし草の宿

橋二本大河をまたぎ半夏生 

狭庭辺の薔薇一輪をテーブルへ

ただひとり立ち尽くしてる夏銀河

梅雨寒や俺の畑を深く掘り

ベクトルはどこに向くのか夏の果

四葩咲く還らぬ朋のブログかな   

夏雨に黙し語らぬ傘の群れ

炎天の鴉一羽の舞ひ降りて

清流に出てはゆかぬぞ山椒魚

ふくふくと李なりたり五つ六つ

ベンチへとひとひら桷の花散りぬ

屈みゐて紫陽花色に包まるる

気を消して自然となりし岩魚釣り

さみだるるシャッター街に万国旗

麦の秋方円遠く平らげり

捩花のうねりも見せず空仰ぐ

滴りに父さんの筆冴えわたる

ありがとう言ふ今日明日の夏日影

昼寝覚まだ降り続く雨に濡れ

露草や死にゆく犬の鼻の先



拍手があれば嬉しいな
   
スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

最新記事

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。