晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

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春の妖精に逢う

【 徒然 】

a (580)

立夏の過ぎた札幌。
なのにベランダから望む山並みはまだ雪が残る。
大方しばらく予定していたことが片付いたので
春の妖精を見に出かける。
もちろんニンフはスプリングエフェメラルである。
可憐な二輪草の咲く野原の背景は雪嶺が。
隆々と聳え立つ雪の山はまだ春を終わらせない。
今月も変わりなく仲間の人たちの句を披露します。
徒然の日々の中で綴り合った息吹きをどうぞ。

今はまだ家路を避けて春の宵  

両手なら五指に収まる春銀河  

先延ばししていたものに春の雷  

人混みに溺れ浮上す春の鴨  

真っ青な空得意げに春の昼

荒畑に覚えなき朱の鬱金香 

水色の空に春雲カフェの窓 

匂ひ立つ素馨の花や稚児の家 

人の来ぬ雨の桜よ吾来たり 

花の間を縫ふて飛行機雲のゆく 

春雷の彼方へ浅き水の音 

行く春や薄茶三口に畳の目 

黒髪のひかり豊かに花の風 

夜の帳降りて桜に明けし朝  

花冷えの廊下に重く陶の壺

一斉に空持ちあげて花水木

猫ひとりいざ春闇に出陣す

蘖の倒れし母樹の命かな

季節越え亡き人繋ぐシクラメン

竹秋の見渡す山は立ち騒ぐ

ラムを焼く煙花蒸す北の宴

結婚す友の手紙や春愉し

猫の目の煌々として春の果

遠足のおかず泥棒黒烏

空き家とて今年も咲けり木瓜の花

津軽路の林檎の花や小布刺し

幼子へ渡す襷の風光る

雲雀鳴く微睡いまや呼び覚ます

種芋の切られ化粧の土へ嫁す

キルト縫ふ日永に描く愛の詩

貸し茣蓙に花冷え捲きて立て掛ける

散る花は散らせて山は重くなり 

縄文の丘を従へ土筆伸ぶ

桜散る朝マネキンの無表情

春風や二塁ベースにをんなの子 

里山の闇始まりて朧かな

風の街風に向かへよ風車

生垣の鼻の高さの躑躅かな

旅立ちや駅舎の梁の燕の巣

春耕の土に備えし農具かな

風光る水平線を隠す街

後ろより友が駆け寄る春外套

春昼のどこかの路地で時止まり

朧夜の湯を踏む音の聞こえをり

覚めやらぬ睡り囀り抱いている



拍手があれば嬉しいな
   
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プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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