晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

冬の使者

【 徒然 】

月光の聖者達 ← クリックしてBGM
a (586)



冒頭の拙作は斜里の流氷群。
正月早々の地元紙を飾るニュースの見出しは。
オホーツク海に「冬の使者」流氷が到来、南下中。
・・とある。

年末の大雪といい例年にない流氷の到来の早さ。
何かしらの原因があるのだろうか。
不気味な咆哮が空や海から聴こえてくるよう。

きっと何か人と名の付く生き物が先ゆく道標を
間違えて歩き出しているのかもしれないなあ。
些少な息吹きでも良いのだから確かな正しさを
貫くものに会いたいと思う。

そんな使者を求めてばかりの徒然である。
新年の数え月は睦月。
睦まじく日々を過ごしたいとの願いを叶えるように
綺羅星の言葉の使者が手元に届きました。

小さな句座に集う仲間たちの息吹きである。
無頼の咆哮さえ優しく包み込む句作をどうぞ。


凍空に息まろくして二人連れ
寄り添ひて光る雫や実千両
哀楽を恙なくとし初便り
二つ三つ闇に輝く冬灯
あら浪や眼鋭き鶚かな
短日の箱のなかより筺をだす
二羽三羽朝日背負ひて初鴉
星満ちて夢路辿りし寒菫
来たる者蜜柑をもぎて往ねにけり
挨拶のふたことみこと冬帽子
いちじつをあたふた送る大旦
家々の屋根を照らして初日の出
冬灯やコルクの栓の壜に落ち
単身にせめて二段の鏡餅
春待ちの子に留守電のメッセージ
冬桜咲くきみと来し郷の道
雪ニ尺降り敷く窓を仰ぎけり  
山茶花の無残に散りて川の面
春永やグラス合はせし三世代
一本の藁に縋りて冬の蠅
幼子の膝に一枚板歌留多
鰊漬熟れて遠きの祖母と逢ふ
色付かぬまま暮来たる庭の内
さりげなく手渡しくれる膝毛布  
目に嬉し冬萌きたる真昼時
薄ら日にふくら雀のおしくらべ
古暦思い出せない丸印
朝の気を空に放せししばれかな
耳澄まし鼓動確かむ冬木立
冬庭に鋏の音や翁の背
本然のしみじみゆきぬ去年今年
若水に託す思ひやいよ深し
一身に日差し集ひて冬苺
木枯らしや口尖らしてコップ酒
宴さなか膝の崩れて新年会


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プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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