晴耕雨読の日々

我は動かぬ石かはたまた空を貫く風となるか、時折徒然を呟く

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追慕の句



いつも、外遊びのことばかりを書き出しているので、
たまにはインドアのことを書いてみようと。
俳句の編集に携ってから半年が経過する。

時の経過は、意識の有り無しに関わらず、須らく
迅速にか遅々としてかは別にして動いている。
親しい友人から数年前、こう口伝されたことがある。

辛いことがあっても、何時になるかは分からないが
時間軸を振り返って『ああ、あんなこともあったな』
と思える時が必ず訪れるもの。
失意のどん底にあった自分には、唯一無二の支え。

俳句の編集を引き受けて半年が経つ今日が・・
『今でしょ!』の時間軸とは言えないまでも、こうして
乱文のキーを叩く気分になっただけでも好しである。

俳句は亡母の遺志を継いで始めたものである。
森羅万象、曖昧に事を知らしめる癖(本質はそう
ではない、本質が見えない相手には本質を見せは
しないとの隠れ蓑)がある自分の公開できること。

その経緯はさておいて、随分と時間は走馬灯のよう
に流れ流れたが、母は素敵な句を詠んでいた。

孫生まる真夏の蝶のもつれる日

わが惰性叱るが如く夏の雷

子に夢をかける暮らしや茄子の花

蛍火を一つ掴んで余生守る

暑き夜の眠れぬ枕裏返す



さて、当の本人愚息のわたしはどう詠んでいるか。
同じ夏の句作なら、こんなの。

碧き星生々流転首夏の刻

病葉の散るを躊躇ひ飛蝗塚

炎昼に熱く吐き出す蛇口水

お百度の黙礼に佇つ夏の蝶

星仰ぎ瑠璃の花咲く夏にをり



書評は、ご他聞にもれず止めておこう。
句会でよく同人の先輩諸氏が言う言葉。
孫、親の句はありきたり、泣かせる句を詠んでは
上達しないとのお達し。
言いつけは、基本的に守らないようにしているが
掟は掟である。

それじゃ、亡母を想って書いた詩を結文にしよう。
母の命日は、来月である。

こよなく人を愛することを学べ
人から与えられた試練を寛容せよ
天国に昇った母は伝えた
僕の抱えた この腕の中に
母の温もりは風に巻かれて 今は無い
僕はどう生きれば良いのかを
繰り返し 繰り返し 自分に尋ねて
愛するべき人たちに頼った
母は僕の生きざまを見届けている
今 此処に在って
これから動いていくこと
それらの核となる実在感を敬う
母はいつでも 僕と僕の周りにある




コピー ~ ベストショットver4



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*Comment

沢山の日記 

雨で閉じ込められている私には沢山の日記を読ませていただいたこと最高の時間でした。
お母さまの俳句はすんなりと心に入りかつ素敵だと思いました。
母親のことを話す男の子(?!)って、幼い頃の姿を想像して、私はなぜか感動するのです。
また日記楽しみにしています。色付きの文字
  • posted by  
  • URL 
  • 2013.06/26 14:38分 
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プロフィール

◎ 今人- imajin

Author:◎ 今人- imajin
湿ったアスファルトには
春風が消え夏の息吹が漂う
あの青々とした山間に棲む
コロポックルの戯れ
邪気のないことに憧れて
恋焦がれる思いを託すのさ
鈍色の空を只管仰ぎながら
何度薄暮の時間を迎えたか
長い長い冬の時間に萎れて
灯りを見出せないままの辛さ
無為の日々を過ごすことは
とてつもなく悲しい
影のように重なる自分が居て
ただその場に蹲っていた
閃光のような光が与えられて
照らし出されたわけでもなく
今を生きていることに気づく
そうさ多くは望まなくとも
森羅万象に眠る慈愛を
つまびらかに明かすが良い
葉漏れ陽に包まれて
僕は此処に居る

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

冒頭の詩は、今を生きる人
をタイトルにしています。
あまり、肩肘を張らない
タイプの人間ではあります
が、少し勢いを付けたいと
思う今日この頃。

詩のタイトルに倣って、
筆者名は【今人-imajin】
となりました。お気づきの
ように、ジョンレノンの
イマジンも模倣した訳です。

どちらかと言うと、
アスファルト・ジャングル
よりも山川に出没するのが
多いのですが、テリトリー
ではないので、吠えません。
万物万象には、畏敬の念を
忘れないようしています。

ただ自然の中にあるエナジー
は、日々の暮らしの糧になり
ますので、ちょいと拝借を
しています。
その場で文筆や写真・水彩の
記録をさせてもらってます。

その時折の呟きやら写真・
水彩画などを掲載するつもり
でいます。お訪ねのあった
機会には、拙い散文の背景や
行間を探ってみてください。

筆者として望外の喜びです。
よろしくお願いします。

連絡先はこちらに
banshow114☆yahoo.co.jp
☆を@に変えてください

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